リースバックは個人だけではなく、法人も手続きできる資金調達法です。今回は法人が手続きを行った場合に得られる、具体的なリースバックのメリットについて紹介していくので、参考にしてみてください。
オフィスビルや寮などをそのまま使える
一般的に不動産を売却した場合、そこには住めなくなってしまうため、他の物件を探す必要があります。しかしリースバックの場合は、オフィスビルや寮などから退去する必要が無いため、そのまま使えることが大きなメリットです。
当然ながら移転をする場合、時間やコストなどがかかります。特にコストの問題は非常に大きく、新しい物件を契約・購入したり、仕事で使用するものをすべて運び出したりなど、金銭的負担が大きいです。
これらの問題を解消できるため、資金が手元になく困っているときにおすすめです。資金を調達しながらも、今まで通りのスタイルで仕事に専念できます。
買戻しを視野に入れられる
現在はリースバックで不動産を手放している状態でも、いずれ買戻しを視野に入れることも可能です。一度リースバックをしたからといって、二度と不動産を購入できなくなるわけではありません。
たとえば現在は経営状況が悪く、十分な資金がなかったとしても、今後も同じような状態が続くと決まったわけではないでしょう。いずれ仕事が軌道に乗り、資金に余裕ができた段階で、再購入できるというメリットがあります。
もし現在所有している不動産にこだわりたい場合は、お金が貯まってから再購入するというプランを立てるとよいでしょう。
資金調達ができる
リースバックの最も大きなメリットとして挙げられるのは、資金調達ができるという点です。しかもお金はまとまった形で受け取れるため、経営状況が悪化しており、すぐにでも資金が無いと苦しいという場合に役立ちます。
手続きを行う際には審査が必要になりますが、比較的スピーディーに進んでいくため、最短で14日ほどでお金を受け取れます。保証人を用意する必要もなく、必要最低限の利用条件や書類などがあれば、すぐに手続きが可能です。
もちろん、不動産を売ることで手に入れたお金なので、返済の必要はありません。融資とは大きく異なる点なので、借金をしたくないという場合も安心です。